びんの中の小さな海 ー ボトルウエーブ ー


  小さな瓶の中に、青と透明の液体が入っていて、振ると小さな波が立つおも
ちゃがありますね。よく観光地のみやげもの屋さんなどで見かけるあれです。
 「あの液体は何だろう。」といろいろ考えました。何かの資料では、「青く
着色したアルコールと、ベンジン。」となっていました。試してみるときれい
に分離します。ただ欠点もあります。ベンジンの値段が高く、製作費が高くつ
くのとアルコールとベンジン、どちらも火に対しては危険というやっかいな問
題を抱えています。そこで、要するに仲の悪いものを入れればいいんだからと
「水と油(灯油)」を使ってみました。これなら安価ですし、灯油そのものは
燃えませんので、前者よりは、まず安全です。手軽で1年生の学級で挑まれた
ところもありましたし、イベントの物づくりコーナーでされた例もありました。

・用意するもの  水、青インク、灯油(いわゆる白灯油)、スポイト、蓋の
           きちんとしまる透明な瓶(ペットボトルでも可)

・作り方          A  瓶の3分の1強に、水を入れ 青インクをスポイトで
             数滴たらして青く着色します。(出来上がってから、水
             や青インクを入れることもできます。)                       

                 B そこへ、水と同量の灯油を注ぎ込むと みるみるうちに
                       分離して出来上がり。

・注意すること  ・  どうしても、灯油は床にこぼれがち、床に何か敷くか
          外でやるのが無難。また、瓶のふたもしっかり閉めさせ
          てください。
                  
  生活との関わり
                                                                 
  高学年や中学生なら、この後、仲の悪い「水と油」をくっつけるという現象
 (乳化)を見せる意味で、マヨネーズ作りに挑ませると面白いと思います。